※ これはサンプルデータで作った試作版です。実際の数値ではありません。テンプレートExcelをつなぐと、そのまま本番になります。
このダッシュボードの考え方:単位を追うためのものではありません。上段に「質(どれだけ良くしたか)」、中段に「在宅復帰・出口フロー」、下段に「その結果としての収益」を置いています。数字は評価や叱責のためではなく、自分たちの仕事の価値を実感するためのもの。個人の順位づけは避け、先月比の伸びとチーム全体の成長を主役にしています。
① 質② 在宅復帰・出口③ 結果としての収益+ 安全+ 学び・成長
① 質のサマリー(先に見る)リハの成果そのもの
FIM効率 の月次推移
「どれだけ良くしたか」を「どれだけの期間で」まで含めた、質の中心指標
目標達成率 と 早期リハ着手率
立てたゴールに届いたか/どれだけ早く介入できたか
疾患別アウトカム(FIM利得 と 在宅復帰率)
自分の得意領域で成果が出ているかを見る
回復期リハ病棟 実績指数回復期病棟がある場合の必須KPI
回復期リハ病棟の入退院要件・報酬に直結する指標です(基準:40以上)。○○病院に回復期病棟がある場合はこの実データを、無い場合は上段のFIM効率・早期性を軸にします。
-/ 基準 40 以上
オレンジの線=基準値。バー=現在値。
② 在宅復帰・出口フロー患者さんを適切な次の場所へ
30日以内 再入院率
低いほど「戻さず在宅を支えられている」
-%-
安全質を語るなら外せない
件数は隠さず共有する前提。責めるためではなく、中止基準の運用と嚥下対応を全員でそろえるための数字です。
③ 結果としての収益質と在宅復帰の"あと"に来る
職種別 提供単位 と リハ由来収益貢献(推計)
PT・OT・STの単位が質とともに伸び、収益は結果としてついてくる
出口別の収益効果(推計・月額)
在宅復帰=在院日数短縮、地ケア経由の転院=病床回転。回した分が収益になる
加算の取得状況
早く・手厚く関わった結果として取れる加算。単位を無理に増やすためのものではない
学び・成長モチベの持続剤
症例発表・研修・学会参加(半期)
「単位をこなすだけ」から抜け出せているかの指標
やりがい・成長サーベイ/資格
数字の外側。定期のひとことアンケートで拾う
やりがい・成長は、離職の早期サインとしても効きます(特に5年目前後)。
チームの伸び(匿名・先月比)順位づけはしない
単位数で並べていません。一人ひとりの「先月からの伸び」と、担当患者の満足度を共有するための表です。全員が前を向けるように。
このダッシュボードの解像度を上げるために ― 準備いただきたいデータ
テンプレートExcel(同梱)の各シートに数字を入れて保存し、上の「Excelを選択」で読み込むだけで、下記がそのまま反映されます。
① アウトカム(質の核・最優先)
- FIM/BI(入棟時・退棟時)と在院日数 → FIM効率
- 発症日・手術日(→リハ開始までの日数)
- 入棟時の目標設定と、その達成可否
- 疾患区分(脳血管/運動器/廃用/呼吸器 等)
② 在宅復帰・出口フロー
- 退院先区分(在宅/回復期/地域包括ケア/老健)
- リハ依頼→開始のリードタイム
- 退院前訪問・住宅改修・退院時カンファの記録
- 30日以内の再入院
③ 安全
- リハ中の転倒・アクシデント、中止基準の該当
- 嚥下リハ患者の誤嚥性肺炎の発生
④ 提供体制・収益
- 職種別(PT/OT/ST)・疾患別の提供単位
- 疾患別リハ料と加算(早期・初期・体制強化・休日)の算定
- 土日・祝日のリハ実施状況
⑤ 回復期病棟(ある場合)
- 実績指数の元データ(FIM利得・在院日数・除外患者)
⑥ 学び・成長・現場の実感
- 症例発表・研修・学会参加、資格取得の記録
- やりがい/成長サーベイ(定期・短問)
- 患者満足度(リハ単位で取れると理想)
特に効く3点:「FIM(入棟/退棟)+在院日数」「発症・手術日」「退院先区分」。この3つで、FIM効率・早期性・出口フローが一気に実測になります。次点で「職種別の提供単位」。